お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

骨髄移植で血液型が変わると、血が混ざって固まって死んじゃうのでは???という素朴な疑問のお話。

昨日友達と会話を楽しんでいた時の事です。

 

友達の友達が腎臓病で人工透析になってしまった人の話をした時に、

 

「そしたら、一回体に出した血を戻すときに、A型の人がB型の血を入れたら、血液型が変わって、性格が変わるのかな!」と突拍子もないことを言い出しました。

 

「順繰りに血を回しているので、途中で血が混ざって、固まって死んじゃうんじゃ??」

 

と私が言うと、

 

「一回きれいにA型の血を全部血を取り出して、もう一回B型の血を入れ直すことで、できるんじゃない??」と言い出しました。

 

私は一瞬「なるほど、それならできるかな?」と思いましたが、しかし、新しい血を作るときには元の血液型の血を作ることになるので、そこで血が混じって死んでしまうのでは???と思いなおし、

 

「いやいや、でも、新しい血を作る段階で混ざって死んじゃうんじゃない?骨髄が作るのは元のA型の血だもんね。」

 

一同、「なるほど、そうだね・・・」

 

すると、最初に血液型を変えたいと言った女性がさらに

 

 

「でも、骨髄移植をすると血液型が変わるというけど、その時は大丈夫なわけ??」

 

と言いました。

 

私は骨髄移植についてはよく知らなかったので、ググりながら骨髄移植で血液型が変わるという記述が多くあり、血液型が変わることがあることを確認しました。

 

すると、先ほど言っていたこと整合性が取れなくなってきます。

 

一同「ほんとだ、、、、」といったところで、ゴルフの話など、別の話題に入っていきました。しかし私は、骨髄移植をした場合、血が固まって死んでしまう事はないのだろうか???という疑問が膨らんできて、ほかの事が頭に入らなくなってきました。

 

会話をふんふんと受け流しながら、必死にググっていると、

 

ついに見つけました。

https://www.hokuyu-aoth.org/shinryo/SCT201309.pdf

 

ここに、

9. 血液型が違う人からの移植

血液型には様々ありますが、輸血に問題となるのはABO式とRh式の血液型です。一般に輸血の際には血液型が一致した血液を使う決まりとなっています。では、移植される患者さんとドナーの方が血液型が違う場合には造血幹細胞移植は可能でしょうか?実は可能なのです。血液型は下図のような仕組みになっています。Aの抗原とAに対する抗体が結合した場合と、Bの抗原とBに対する抗体が結合した場合に血が溶ける溶血という現象が起きます。この溶血がおきると腎臓などに悪影響を及ぼすため血液型の違う輸血ができないのです。

 

血液型の違う移植の際には血漿成分や赤血球を取り除きます。そうすることで移植の際の溶血を防ぐことができるのです。ところが、移植後に造血が回復するとドナー血液型の赤血球が増加し始め、もともとの血液型と入り交じった状態になります。その際に、溶血を引き起こす可能性があります。このため、あらかじめ下記のように違う血液型を輸血しておくこととなります。

(図はリンク元を参照してください。)

 

ちなみに血が固まるのではなくて、溶ける(溶血)するんですね。

結構いい加減な知識で私を含め話していることも浮き彫りになりました。

 

断片的な知識で面白おかしく会話を楽しむことも楽しいですが、

その中で出てきた素朴な疑問をその場で調べることが、

昔と比べてすごく簡単になりました。

 

今後も頭の柔らかい友人たちとの会話を楽しみつつ、

いろんなことを知っていきたいな、、、と思います。

 

ちなみに、血液型が変わっても、性格は変わらないと書いているサイトがほとんどでした。そもそも、血液型別性格診断を信じていない私には、元より関係のない話でしたが。

 

最後まで読んでくださり、

ありがとうございました。

 

 

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