テクノロジーは勝ち組負け組の格差を広げるための道具になる。そろそろ規制が必要。新しいビジネスが生まれる規制ならより良い。
最近、仕事で報告の電話をすることが多くなりました。特に体調不良の電話などは時間の如何を問わず、すぐに電話をください、という。
しかし、これが夜中の1時だったらどうだろうか。朝の3時だったら、、、
前もってアナウンスされている事についてすら、これだけ気にしなければならない。しかし、これが上司から部下、客から担当者、といい形になると、かなりアバウトになってくる。
携帯電話がない時代などは、そのようなことを気にしなくても、それぞれが家人に迷惑にならない範囲という常識のもとに行動できており、ビジネスのスピードはもう少しゆっくりであったし、ストレスも少なかったように思います。
しかし今は携帯電話、メール、SNS、チャットツールなど、テレパシーに近い頻度で色々なメッセージが入ってきて、その都度時間を取られ、判断を要されることになります。
また、管理者は下のものに対して、自分の気に入らない報告が業務時間外にあった場合、悪態をついたり、評価に影響させるなど、大したストレスにはならないが、下のものは逆に気を使わなければならず、それがかなりのストレスになっているものと思われる事があります。
テクノロジーはどんどん進化していますが、それに対するマナーや制限はそれぞれのコミュニティーに任されており、場所によっては、立場の上下により、受けるストレスはかなりの差になっていると思われます。
これに対しては国レベルで、もっと言えば国際法レベルで取り決めを行う必要ができてきているのではないかと思っています。
時間や精神的自由の搾取が新しいテクノロジーによってもたらされ、生産性は阻害され、QOLはだだ下がりになっている現状をまず国家、行政機関が強く認識する必要があるように思います。
これを放置することがもたらす未来はかなり酷いものになるでしょう。
大企業に限らず、中小、個人事業主に至るまで、従業員の満足なしに事業の継続が難しくなっている昨今、本当に必要なのは世界によるテクノロジーに対する新しいルールづくりかもしれません。
特に日本では既に不況の影響は長く、コロナで見えにくくなっていますが、国力は低下し続けています。
「暴動」という言葉が使われないのが不思議ですが、沖縄では400人規模の暴動が起きています。日本全国の不満分子が蜂起して、あてのない暴動、破壊行為をしないとも限りません。
政治に責任を持たない国民の増加が、このような悲劇をもたらすとすれば、それは非常に残念な事です。
また、国民が一枚岩でなくなった国は外国の分断工作がかかりやすくなります。もし沖縄の暴動を事前に察知して外国が武器を提供したら?マスコミや警察等を一時占拠できるだけの計画を提供したら?
ウクライナで起こっていることは対岸の火事ではありません。5年後の我々の姿かもしれないのです。
今年の夏、参議院選挙が行われます。
とにかく投票に行くこと。
民主政治の結果は政治家ではなく国民に帰することを忘れないことが大事です。
我々がしっかりと選ばなければ、その責任は我々に帰ってくるのです。
言論が守られ、自由が守られ、まだそこそこ豊かな日本。
5年後に当たり前に日本がある保証は何もありません。
日本がイニシアティブをとり、テクノロジーに対する人間工学的な視点から、適当な規制をかけ、世界にそれを広めていく。
本当にすべての人が楽しく、豊かに暮らせる国になれば、日本に人や金は集まります。逆に、死んだ目の国民と、利益追求しか頭にない経営者、次の選挙に受かる事しか頭にない政治家しかいないと外国から思われている国に、人や金が集まるでしょうか。
岸田首相も、新しい資本主義と言うならば、ルールの見直しから始めなければ意味がありません。華々しいゴールを描くだけで何もしないのであれば、参院選での支持は得られないでしょう。明確な計画を示し、設定したマイルストーンを一つずつ実行する愚直なスタイルこそが支持を集めることができると思います。小手先で政治を続けられる時代は終わったし、終わらなければならない。
無敵の人達の矛先も、ますます為政者や資本家に照準が絞られて来ることでしょう。本当に誰が悪いのかが広く知れ渡るようになってきています。油断は出来ません。
不安を不安のまま終わらせてはいけない。私の行動はここに書くこと。一人でも賛同してくれる人の次の行動に繋げることです。
より良い社会を願って。
最後まで読んで下さり、
有難うございました。