【ひとこと】森喜朗氏の発言の「女性」を「おじさん」におきかえてみたら、、、
「女性だから」と言って差別することはいけない。
差別とは、女性であることを理由に、他の人(多くの場合は男性)に比べて平等でない扱いをすることである。
また、「女性」という、個人の努力でどうにもならないパラメータを持つグループに対して、科学的根拠もなくひとくくりに批判的な言論を浴びせると言うことも含まれるに違いない。
これには女性の身体的特徴、またはそれに起因する特殊事情に対する無理解も含まれるだろう。
差別は許されない。
それは、国家の元宰相であっても、同じである。
そのことは大前提だ。
ときに、彼の言葉の「女性」の部分を「〇〇」に変えたならば、「〇〇」に対する差別である、という方程式が成り立つ(勿論〇〇が個人の努力でどうにもならないパラメータである場合だ)。
「〇〇」の中身が「朝鮮人」だった場合は大騒ぎになるだろうし、「バイセクシャル」であっても、「障碍者」の場合も、メディアや週刊誌はほおって置かない事は自明である。人権団体を名乗る機関が声高に批判することも当然である。
その行動は(細かな特殊な例外を除いて概ね)正しい。
よって今回、森氏を批判している正しい機関には是非、今後同様に「〇〇」をひとくくりに差別する文章を見かけたときには、同様の熱量を持って批判されたい、と思うのである。
「〇〇」の中身がいかなるものであっても、本人にはどうしょうもないある属性についてひとくくりひしているものであれば『すべて』だ。
よろしいか。
- 作者:ワレン・ファレル
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: 単行本