キングコング西野亮廣氏の吉本退社と「クラッシャー上司」。
https://news.mynavi.jp/article/20210131-1682085/
このようなニュースのときに、「マネージメント契約の解除」や「退所」等、いろんな表現がなされますが、それぞれの違いはよくわかりません。
そもそも私は、お笑い芸人としての彼を知らないし、残念ながら絵本のたぐいも読んだことがありません。
しかし、逆にそれが今回の事を考えるうえでプラスに働くかもしれないと思い、記事にするものです。
今回私が疑問に思ったのが、なぜ吉本が西野氏との契約を切るに至ったのか、ということです。その直接の原因は、マネージャーを叱責したLINEの実名での公表と報じられています。
これに関しては私も吉本の対応は正しいと思います。
一方で、
「超人」西野亮廣に付いていけなかった吉本興業 睡眠2時間のショートスリーパー(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
のように、彼のマネージャーが頻繁に変わるのは彼の高すぎる意識(と欠落した常識的感覚)がゆえ、ということも報じられています。
数年前に「クラッシャー上司」という言葉が流行りました。
クラッシャー上司(クラッシャーじょうし)とは、労働問題にまつわる用語の1つ。気分の浮き沈みが激しく、部下のミスを執拗に責めるなどの言動で部下を次々と潰す上司の事を指す。
西野氏にはこのような人であってほしく無いとは思いますが、報じられている状況を総合すれば、かなり危ないのではないでしょうか。
そして、クラッシャー上司への一番のカウンターが「プロ社員化」です。会社に貢献せず、労働法を盾に法的な権利のみを主張して、それで食っていく社員、とでも定義すればよいでしょうか。
何より、実名を公に対しての過度な叱責のLINE公開は侮辱や名誉毀損という犯罪にはあたらないのでしょうか。
吉本興業のコンプライアンス遵守の本気度が試されます。万一可能性があるならば、会社がしっかりと告発を行わなければ、社員は仲間が泣き寝入りさせられたことを受け入れられず全員が「プロ社員化」するかもしれません。
これは将来優秀な人材を得ようとするときに、大きな障害ともなるでしょう。
両者の適切な対応を期待してやみません。
実る程頭を垂れる稲穂かな
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。