一つずつ覚えて行きましょう。使えると「おおっ」となる言葉
私は昔からことわざや故事成語の類が好きでした。
言い回しが面白かったり、短く調子の良いものがあったり。
でも、一番大きな理由は、その言葉を使うことで説得力が増すことです。
今まで多くの人に使われてきた言い回しはそれだけ多くの意味を相手に伝えることが出来ます。
また、相手が知らない言葉だった時に、「それはどういう意味ですか?」と聞かれるところから始まるので、こちらから多くを語りやすくなります。
私が好きな言葉は沢山あるのですが、今回はコレです。
「天網恢恢疎にして漏らさず」
天の(神の張る)網は網の目が粗く、悪事も一時は成功したように見えるが、不思議と絡め取られ、最後には天罰が降るという意味です。
これはとても使い勝手の良い言葉で、普段権力を傘に着て悪事をはたらく人が躓いた時に言うと周りの人もスカッとします。
また、今まさに悪に蹂躙されている人に一時の平安と、復讐に囚われることなく、自分の事に集中するように助言するときに、大きな説得力を持ちます。
元々は「無為自然」を説いたと言われる「老子」の言葉です。争わずに相手に勝つこと、ものを言わずに従わせること、自然と人が集まること、天の道は緩慢としているが、緻密に計画されている。
という意味の言葉に続いて言われます。
今、悪事が明るみに出ないのは天にしか知り得ない偉大なご計画があるからだということです。
ですので、シチュエーションを間違えず、この言葉を放つ事が出来れば、多くの人を救うことができるでしょう。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。