酒を飲む理由は色々。それが生命維持装置となってはいけないのだが。
今日は飲みに行くと決めた。
沢山は飲まないが、少し話を聞いてもらえば楽になるかもしれない。
今日、私は落ち込んでいる
昨今特に、私は自分の人生を生きていると思う事ができないでいる。
人の顔色を伺い、迎合することでどうにかこうにか居場所を確保してきたような、そんな人生を40余年過ごしてきた。
自分の目標も、夢も、押し殺した中で、中途半端に学問をして、したい事をせず、不完全燃焼の状態で、寝て起きて、ただ喰うために仕事に行ってまた寝るのである。
そんな人間は私だけではない。夢見た自分の姿や、幼い頃の憧れは記憶の彼方に消え去り、思い通りの人生を歩めず、挫折に泣き、誤解に苦しめられる人のほうが圧倒的に多い。
真心と誠実さだけでは、人生に於いて勝者の側に立つことは難しく、辣腕で強引で欲深く、下心と裏切りで生きている人間が人生の勝者となり甘い汁を吸っている。
このような世の中に行きづらさを感じるのだ。山中に隠遁してひとり静かに暮らし、誰にも看取られずに死ぬのも良いかもしれない。
しかしそれでは余りにも寂しい
だから私は一人でも闘う
私が、これでよし、
と思うまで徹底的に闘う
相手が理不尽な一人でも、国家権力でも、強力な軍事力でも、恐れはしない。正義の旗印の元に。
そして刀折れ矢弾が尽きたとき、これでよし、と言って死ぬのだ。
そんなことを思うときに、ああ、危ないな、と我に返る。
やさぐれた心を鎮めるため
刹那的な楽しさを求めて
夜の街へ繰り出す
悔しさやもどかしさ、どうしょうもない気持ちを酒に溶かして、怠惰な生を繋ぐのである。
消極的な生き方と笑う人は恵まれた人だ。
話を聞いてくれる人がいることはありがたいことだ。利害関係のある人や、長く付き合っている友人には話せぬ事もある。
私には場所がある。今、死ぬ必要はない。これまで色々先延ばしにしてきたのだ。死ぬのも明日以降で良いではないか。
腐りきった魂を酒で清めて
明日をいい人として生きれれば
意味深いではないか
そんな気持ちで
思い扉を開けるのだ
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