明晰夢を見るのはとても簡単。普段のちょっとした訓練で見られるようになります!
あなたは明晰夢を知っていますでしょうか。
明晰夢は夢の中で、自分は夢を見ているということを認識し、更に夢の内容を自分の思い通りに変更できてしまう夢のことです。
日常的に明晰夢を見ることができる人はそんなに多くはないと思いますが、
私はかなり頻繁に明晰夢を見ます。
それには原因があります。
私は昔から悪夢に悩まされることがありました。
気がつくと港の倉庫に迷い込んでおり、麻薬の密輸現場に出くわして追いかけられたり、何もない灰色の部屋に閉じ込められたり、底のない落とし穴に落ちたり、それはまあ、よくもまあ、こんな奇妙な夢ばかり見たもんだとも思いますが、見てしまったんだから仕方ありません。
そして幼い私は、その悪夢から逃れるための方法をいろいろと考えることにしました。私の明晰夢は悪夢との戦いの中から生まれたのです。
私は悪夢を見たときに、悪夢から覚めるときの状況を詳細に記録することをはじめました。そうすることで、自分がどのような行動を取った時に悪夢が覚めるかが解るようになりました。
よくあるバッドエンド型だけではなく、「自分がもうだめだ」と目をつぶった瞬間に夢が覚めることに気づきました。なので、すべての悪夢を「もうだめだ」型で終わらせることができるようになりました。
そのうち、悪いくせが出てきます。現実世界でも自分が受け入れられない状況が生じた時に同じ行動を行うようになったのです。もちろん自分が夢でないことを十分認識しているので、目を開いても歓迎できない現実が目の前に横たわているだけです。
しかし、そのような事を繰り返しているうちに、自分が「もうだめだ」を行う前に現実か夢化の判断を行うというワンステップが入りました。
それからです。
その判断が入った時に「今、夢を見ている」と気づくことがありました。その後、夢と判断出来てからは夢の中を探検するようになりました。そのうち自分が望むように夢を変化させる能力が身に付きました。
その後自分なりの「夢の中あるある」みたいなツッコミポイントが類型化されていきます。
例えば、関連のない中学の友達と大学の友達が普通に登場していたり、死んだ人が登場していたり、車が空を飛ぶなどの物理法則無視などや、行ったことないところでのトラブルなど。
このような問題が生じた時に私は空中浮遊を試すようになります。
今いるところから気を高めて宙に浮くことができるかを試すのです。
それで中に浮くことができれば、夢の中という革新が持てます。
しかし残念なことに、夢だと気づいた所から急速に覚醒が始まります。
次にこの覚醒をごまかすために自分の意識レベルを下げるという大技を体得することになりました。
つまり、自分が覚醒してきたと思ったら、夢の中で睡眠するストーリーに持っていくことで、意識レベルを下げ、ギリギリのところで夢を終わらせず楽しむということもできるようになりました。
最近になって忙しくなり、なかなか夢を見ることも少なくなってきましたので、明晰夢を見るテクニックも低下をしていると思います。
残り連休は明晰夢を見ることのできるような睡眠をして、少し鍛錬を積みたい(笑)と思います。