私は一人で河原でのんびりするのが好きである。
最近はソロキャンプが流行りに流行って、近所の使い勝手の良いキャンプ場は足の踏み場がなかったりで悲しい状況になってしまっている。
マナーの悪い者の多いキャンプ場は何かと理由をつけて閉鎖してしまう。ニワカキャンパーの中でマナーを守らない者がいるが、どれだけ人に迷惑をかけているか、考えたほうが良い。と言って考えるようならはじめからマナーを守るのだろうが。
ともあれ、キャンプ場が使えないので、法律上問題のない範囲で国家の共有財産を使わせていただいている。勿論、こんなところでマナー違反をしようものなら、一瞬で爪弾きだ。
周囲の目も厳しい。
私は良き先輩に恵まれて今やソロキャンパー歴は7年目になろうとしている。
その前からアウトドア自体は好きだったのだが、あんまりお金をかけたくなかった事もあり、かっこよさよりも、良い汎用品と、廃品を組み合わせる事による工夫がうまく行ったときが、最高の喜びである。
そのためには先人の知恵を学ぶ事が必要になる。先人と言っても原始から戦後まで、今のライフスタイルになる前の、少し不便だけれどもサステナブルな生活の知恵を取り入れるのが私の中のキャンプの醍醐味だ。
まず汎用品。
ロープ、
テント、
寝袋。
大ぶりのナイフ一本、
ウッドガスストーブ、
兵式飯盒。
これだけあれば、悪天候でもそれなりの寝床を得、火と食事を得ることができる。ODシートも入れれば雨よけや日よけ、風よけなど、利用範囲も広がる。
そして食材だ。
まず大事なのは水。
飲水が確保できるのであれば、
小さなタンクと予備のリッターペットがあれば十分である。
飲水の確保が怪しいときは大量の水を持ち運ぶ必要があるため、大ががりになる。
規範的にはクーラーボックスがなくても成り立つのが理想なので、栄養価が高く嵩張らず、常温で保存の効くものが望ましい。
その点、米は素晴らしい。
少しのカサで、水で炊くことによりいろんな状態に加工して食べることができる。ふりかけだけをかけても食事としては十分で、缶詰(最近はパウチ包装というさらに携行性の高い物もある)等でタンパク質などを補えれば栄養価としても十分である。
乾燥した海藻や野菜も調理の幅が広がって良い。発酵食品も優秀である。そして人類の発酵食品の最高傑作『酒』。欠かせない。
廃品の方に移ろう。
私の2大熱源は牛乳パックと天ぷら油の廃油だ。天ぷら油の廃油はレンジで抽出した動物性の脂と混ぜることにより、扱いやすさが増す。
これらは単独で燃料にもなるし、着火剤としても有効である。テント外で明かりを取るときには廃油を使ったランプが省エネで良い。
ウッドガスストーブはその燃焼性の高さから、湿った木でも強引に燃やしてしまうことができ、燃えカスがほとんどのこらない。
週末、天気がよかったら
河原にキャンプに行くのだ。
通しか知らない秘密の場所。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
Solo Stove 【ソロストーブ】 ソロストーブ・タイタン Titan
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