「ネジ」はサイレントキラーなんだよ。歯車と違ってね。
私はサラリーマンです。
月給を頂き、会社の為に時間を提供して、会社が儲かれば比例して月給も増えていきます。
かつてサラリーマンは人格を失った一部品のような無機的な扱いを、「会社の歯車」などと揶揄されてきました。
しかし歯車はまだマシで、一つが壊れると途端に全体の動きが止まる、無機的ではあれ、貴重なかけがえの無い部品でした。
しばらく経ち、サラリーマンは「会社のネジ」などと言われるようになりました。
歯車は一つ無くなると大事ですが、ネジは少し緩んでても、何なら一つふたつ抜け落ちていても全体の動きに支障が無く、最悪抜け落ちている事に気が付かない事もあり得るのです。
「最近○○さん見ないね」
「二ヶ月前に辞めたよ」
なんて会話が、100人に満たない拠点の中でも繰り広げられています。
働き方改革を機に、働く人たちに対しての扱いがマシになってきたような気はしますが、それでもまだまだ課題はたくさんあります。
国は「この先にあるもの」が見えており、永続させる必要があるので、経済界から風当たりの強い政策を推し進めています。天晴な事です。
しかし、自分の任期さえ右肩上りで終わらせられればそれで良い会社の重役さんや雇われ社長さんは、百年の計がありません。
「ネジ」は緩んでも、失くなっても気づかないようなものです。しかし、ネジが一つ外れることで、その機械の動きはほんの少しずつおかしくなり、他の部品に負担が掛かっていきます。
ある日突然機械が動かなくなったと思ったら、ネジが数個抜け落ちて、落ちたネジの切れ子が歯車に噛み込み、歯車のいくつかが変形してしまっていた、、、
などという致命傷にもなりかねません。
抜け落ちたネジが燃料に干渉し爆発炎上してしまうこともあるでしょう。
それにこれはあくまでたとえ話。機械とは違い人間の話です。
無くなったからすぐに補充できるわけでも無く(昨今の社会情勢なら特に)、またネジ自体が機械の生産物の消費を行うという関係になっているのです。ネジが無くなってしまえば、機械の存在意義が無くなると言うわけです。
今、世の中でこのような意識が拡大され、聡明な経営者は舵を大きく切っています。
しかし、その中にもまだ見ぬ問題はたくさんあります。
このような小さなブログですが、実際の会社の中で感じる問題や矛盾、やりにくさを発信し、共に解決法を考えていくことが出来れば、多くの人が幸せになれるのではないでしょうか。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。