殺されたサザエさん。平成、令和生まれは本当のサザエさんを知らないで育つ。良くも、悪くも。
先日、やることはたくさんあるはずなのに、全てをそっちのけでダラダラYou Tubeを見ていた。
すると、サザエさんのエンディングに、インド映画のシンクロダンスを合わせたおもしろ動画にたどり着いた。
私は、何も考えず、その動画をみた。
すると最後に30年の月日を一瞬にして飛び越える出来事が起こった。
なんと、動画の最後に、次回予告が有ったのだが、
なんと、昔のサザエさんの次回予告を使っていたのだ。
昔のサザエさん、、、
そう。「殺されたサザエさん」だ。
へ?なんのことを言っているのか?
良くわからないと言っているあなたは一度見てみるが良い。
あのワンカットは、「サザエさんって、こんな人なんですよ!」ってのをものの数秒で表している貴重なシーンなのです。
しかし、1991年、お茶の間のアイドル、サザエさんの人格は殺された。
1991年と言えば、平成3年。2022年のことし、平成3年生まれの人は、誕生日を迎えたら31歳になる。
ザクッと言うと、平成生まれは本当のサザエさんを知らないのだ。もの心ついた時にはもうあのエンディングだった。
私は変更したことではなく、人格が殺されたことが残念でならないのだ。
設定が生きていない、というのか。
原作にそんなシーンあったか?
別に全部見たわけではないが。
2つの大きな選択を迫られた時に、自ら道を2つだとしてしまうと、幅を狭めてしまうこともある。大の虫も小の虫も活かす、第三の道を見出すことこそが、「進歩」である。
そのような、「止揚」が起こるには十分な「対話」と真摯な「努力」が必要になるだろう。