だいぶ昔の事件ですが、最近秀逸なルポを見たので、ここに記しておきます。
周南5人殺人事件。
私が言いたいことは、
警察や官公庁の動き方についてです。
私も犯罪を目の当たりにして被害届を取り下げるよう警察に諭され、歯がゆい思いをしたことがあるので、拡散を希望します。
特に
心臓付近を刺された死刑囚
(略)《Sは焼酎に牛乳を入れて飲んでいたら、酔ってもいないのに台所の下から牛刀2本を出して『おまえケンカができるか』と聞いてきた。いい年してこの男、何を考えているのかと思いました。私が田舎に帰ってきて、はじめて話らしい話をした日です。
1本の牛刀をアゴの下にあて、もう1本は左胸に。私は本気で殺る気かと聞くと、殺っちゃると言ったので、体をひねりました。その時心臓の外側を刺されました。刺されたあと、私も頭にきたのだと思います。胸に手をやりながら殴りつけてます。
(中略)
朝、警察から電話が入り、私が悪いと思われていたので、刺された事を話した。病院に行って診断書をもらって来いと言われ、1月4日、あっちこっち病院を探し、縫ってもらって周南署に行った。
右、左、前と写真を撮られ、取り調べ室で刑事に「Sも自分が悪かったと言ってるから大事にするな」と言われた。「これからあなたも田舎の人と付き合って行かなければいけない。仲良くして暮して行くように」と言われ、私もそうかと思った》
これなどは最悪の極みではないでしょうか。是非引用元を読んで頂きたいです。
どちらも長文です。
2013年のルポ(当時の見方)
特別ルポ「連続放火殺人」の集落で見たものは…山口・八つ墓村あれから起きたこと(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(6/6)
最新のルポ
山口・周南市の殺害事件 死刑囚が語る「田舎暮らしの地獄」 - ライブドアニュース
以上の二つを読んで、あなたはどう思うでしょうか。
真実は単純ではなく、人の心に寄り添うことでしか見えて来ません。
それを機械的に、右から左で捌いていくやり方で決着をつけていくやり方が限界に来たということでは無いでしょうか。
事件が起きてから、尊い人の命が失われてから動いたのでは遅いのです。その前に実態を世の中に広め、多くの人で議論をし、より良い社会を作るべきではないでしょうか。
泣き寝入りを余儀なくされた、ちょっと偏屈で、それでも心優しい人が、鬱屈したものを爆発させるような事件が、あとをたちません。
勿論事件を起こしてしまっては全てその人が悪くなってしまうのですが、我々の力で、そんな悲劇が二度と起こらないように社会を変化させる必要があるでしょう。
自分や自分の大切な人を守るためにも、弱者に寄り添うことは大事だと思います。
[http://www..com/
にほんブログ村:title]