お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

「われは海の子」を聴き国防を考える

有名な唱歌である「われは海の子」ですが、 その歌詞を最後まで聞いたことがあるという人は意外と少ないようです。

 

〽われは海の子 白波の

騒ぐ磯辺の 松原に

煙たなびく とまやこそ

わが懐かしき すみかなれ

 

ウィキペディアによると、

初出は明治43年(1910)に発表され、1番から7番までの歌詞があったとのことです。

明治の作ということで、無駄のない美しい日本語で、写実的かつ叙情的な描写は今でも古びる事なく歌われ聞くことのできる名作と言って良いでしょう。実際平成13年(2007)には「日本の歌100選」に選ばれています。

 

しかし、これもウィキペディアによりますが、敗戦後、GHQよりこの歌の7番の歌詞が削られます。国防思想や軍艦が登場するという理由でGHQの指示により教科書から抹消されたのです。昭和22年(1947)以降、小学校では3番までしか教えられませんでした。

 

まあ、明治の歌ですので戦前の色濃い軍国思想を反映していたのかもしれませんね、、、

 

と思い歌詞を見てみたところ唖然としました。この歌詞を封印するのはやり過ぎだろうと言うのが率直な感想です。結局この国の中に渦巻く理不尽を如実に現していると感じました。民主主義、平等精神などアメリカや戦後日本が掲げてきたものが如何に口先だけのものか、この一件で説明が付く気がします。

 

また、教科書から省かれた4番以降は「海の子」が長じて社会の一員となる姿が描かれますが、質実剛健に自然に育まれ、海の幸に感謝する思いが伝わってくる良い歌詞だと感じます。

 

またそのような姿を描きながらも、この歌の題が『われは海の「子」』となっているのは、ヒトの手足は伸び切っても、海を母なる海として、海に育てられ生かされていると言う思いが現れたものと解釈するべきでしょう。実際そんな感じの歌詞です。

 

われは海の子 - Wikipedia

 

我々の自然な感情としての国防、言わば文化としての国防が今忘れられています。

我が国を脅かす諸外国に対しては憲法9条も大事ですが、その崇高な理念を表す「前文」でもって対峙すべきでしょう。

前文には「(前略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。(後略)」とあります。

憲法の諸条文もこれらの原則の元に運用されなければ則ち無意味であるということです。憲法前文は戦争の惨禍を繰り返さない事を誓っており、そのベストな方法として、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼、するなら軍備要らなくね?」と9条が制定されたわけであります。

しかし、平和を愛さない、他国の主権を武力で侵すことをどうも思わない諸国民に対しては、「スキを見せない軍備」こそ、戦争の惨禍を遠ざけるものになるのではないでしょうか。また、日本国憲法が改正と軍備の可能性を含んでいるという議論が巻き起こることこそ、日本の「再軍備」があるかもしれない、という強力な外交カードを手にする早道なのでは無いでしょうか。

 

韓国は言うに及ばず、ロシアも中国も過去に日本と揉めてエラい目にあったわけです。ガチで日本が再軍備する事は100%避けたい筈なのです。周辺国に対し「それって『平和を愛する諸国民』の態度って言えるの?」と疑問を投じ、政治家が口にする事で『憲法の理念に則った』改憲再軍備という外交カードの取得への道が開かれるのでは無いでしょうか。勿論、再軍備せずに話がつけばそれに越したことは無いのですから。お互いに。

日本人は侵略もしなければ欲深い事も言わない民族なのだから(その代わりキレたらトコトンやる)固有の領土は返しなさい。侵略を辞めなさいと、周辺諸国に強く言っても良いのではないでしょうか。

 

この前カラオケで「われは海の子」を入れてみました。ちゃんと7番まで有りましたよ。

 

日本のうた こころのうた 第三集 -われは海の子-

日本のうた こころのうた 第三集 -われは海の子-

 

 

 

ちなみに93点でした。

 

歌ウマの人は是非歌って広めて下さい(笑)。

 

最後まで読んで下さり

ありがとうございました。

 

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