東日本大震災から10年。私の今。(昨日の記事の補足も)
最初にこの震災で亡くなったすべての人に衷心よりご冥福をお祈りし、被害に遭われたすべての人に、お見舞いを申し上げます。
震災から10年。
10年前のその時、皆さんは何処で、何をしていましたか?
、、、
、、、その時私は震源から遠い地方都市で、マーケティング業務をしているサラリーマンでした。
パートの女性がたくさん働く中で、昼下がりにそれは起きました。
モノが落ちるなどはありませんでしたが、恐怖を感じるには十分な強さと時間の揺れが襲いました。
部屋は悲鳴に満ち、私はメンバーに落ち着くように伝え、万一の崩壊(ガラス張りの部屋だったので)も考え扉を開け放ち、隣の大きな会議室の頑丈そうな机の下への移動をこれまで出したこともないような大声で指示しました。
皆は指示通り移動し「まだ揺れてる」等と恐怖におののいていましたが、私が「ここにいればよっぽどのことがない限り大丈夫」と言い切ったり、「子供さんの事が心配な人はすぐに業務を中止して帰っても良い」という事を伝えると皆安心したようでした(そんな心配しながら仕事になるわけ無いですからね)。
それより、せっかくリーマンショックから立ち直ってきた日本経済が、天災によって再度落ち込むだろうということが予測でき、暗い気持ちになりました。実際は復興特需などもあり、リーマンショックの時のような週に4日は休み(仕事が無いため)にはならなかったのは救いでした。
私がやっていたのはアウトバウンドのマーケティングですので、2週間ほどは完全に仕事が止まってしまう、ということはありましたが、やむを得なかったでしょう。それぐらいで済んで良かった、と言うのか正直な私の感想です。
、、、
昨日の記事に「東日本大震災と報道」と題しておきながら、報道についての内容が不明確でしたので補足しておきます。
それは、「ウソの拡散があること」と「震源地が東京から離れるほど、報道の密度は下がる」ということです。
前者については昨日の記事で例を出したとおりです。
そして後者については、
私は沢山の地震について、その震源地近くに縁があり、生活をしていた事があるので感じた違和感です。
金になることしか映さないワイドショー等はいざ知らず、報道のブロックでも、東京から離れた地方都市の被害については本当にサラッとしか映しません。
そしてやれ東京に寒波だ、花粉だ、台風来た、と大騒ぎしています。多くの東京の方の頭の中では「東日本大震災≦寒波、花粉、台風」と刷り込まれないか心配なレベルでの報道です。
波がバーっと押し寄せて人や車や家が流される映像はよく映りました。でもそれ以上突っ込んだ支援の様子は余り電波には乗らなかったように思います。
北海道、三陸はるか沖、神戸。
実際の現実は画面に切り取られた外にあった事を私は知っている。
現場を知り、本を読まなければ、真実には近づけない。
私は東京から遠い災害が起こるたびに、
いつもそう思います。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
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