「飛鳥」を買った話。
最近はなるべく外に出ないように、買い物も最小回数で済ませるように、
まとめ買いを心がけています。
タイトルについて、
「飛鳥」?なんの話だ?と思われる方も多いかもしれません。
男性デュオでもありませんし、
女子プロレスラーでもありません。
奈良の古代遺跡を買ったわけでもありません。
私はスモーカーなのですが、
新しくパイプたばこの葉を購入しました。
普段はセブンシーズという安くてそこそこ旨いものをつかっているのですが、
このほど、お籠りをするにあたって、葉っぱもまとめて購入しようと、
大量のたばこを購入しました。
金額にして8000円ぐらい。
葉巻の安物5本1000円ぐらいのもの、
手巻きたばこの葉2つで1500円ぐらい
その他諸々、大量に購入しました。
中でも一番高かったものは、
「飛鳥」
という葉っぱです。
缶入り100グラムで3000円です。
昔、私がパイプを吸い始めた20年前ぐらいから存在しているもので、
「桃山」と並び、日本のパイプたばこの葉っぱの代表格でした。
そのころで、ひと缶1200円ぐらいしていた覚えがあります。
私が初めて購入した葉っぱは「桃山」でした。
(お金が無くてパウチ入りのものを買いました。)
それから、日本たばこの製造から、デンマークのメーカーに製造が移りまして、
「桃山Ⅱ」「飛鳥Ⅱ」という名前にかわりました。
今は飛鳥permiumという名前になっており、
製造は変わらずデンマークのマクバレンが行っています。
飛鳥は「ラタキア」という特殊な製法のたばこ葉が使われています。
(ラタキアはシリアの都市の名で、そこで開発されたことで、たばこ葉も
ラタキアとよばれています。)
たばこの燻製とよく言われるのですが、
たばこをラクダの糞でいぶしたところ、味が良くなったので、
その製法が伝統的に伝わっているとのことです。
そのころは洋物に凝っていましたので、いろんな甘いたばこを吸っていましたが、以前誕生日プレゼントに「フロッグモートン」というラタキアの効いたたばこをいただいてから、それまで物の本で「正露丸」と形容されることが多かったラタキアの高級かつ奥深い味わいを知りました。
たまに行きつけのスナックで吸っていると、ルームノートは微妙なようで、みんなが「変なにおい」「いつものほうがいい」と評価はよくなかったのですが、吸っている者のほうはその奥深い味に魅了されていました。
この度国産(レシピ)のラタキアもしっかり味わっておこうと3000円の大枚をはたいて、飛鳥premiumを購入するに至りました。
パイプに詰めて火をつけると、いつもの甘い香りではなく、クレオソートのにおいがたばこ葉と絶妙にマッチした複雑な味わいがひろがります。
ほかにも常喫用のたばこも購入したのですが、
しばらくはこのラタキアの複雑な香りを楽しもうと思います。