十六夜の月をあなたに例えると。
先日、十六夜の月を見上げ、そのしっとりとした奥深い美しさに見とれていました。
満月を過ぎ、輪郭をボヤけさせてはいるものの、趣のある美しさをみせるその姿は、年上の落ち着いた女性を思い出します。
何人かの気のいい年上の女友達を頭に思い浮かべて、歯の浮くような言葉の一つも贈ってみようと思い、思いとどまりました。
どうも、このような趣を解してくれる人は見当たりません。なので、ここでその美しさをみなさんと共有出来ればと思います。
今の時期、夕方日が落ちると西の空に月が登ります。地平の近くの月は、赤く光っており、より大きく見え、ボヤケた輪郭がミステリアスな雰囲気を醸し出します。
私はぼんやりその赤銅の鏡を見つめ、とりとめも無いことを思い起こしていました。
空を見上げるのは、楽しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。