ワイシャツ採寸も様変わりしていた。
ぼちぼちと会社に出社し始めたわけですが、休み中に一段と太ってしまい、さらに古いワイシャツは色が黄ばんだり、首が擦り切れ掛かっていたりと、限界が来ていたので、買い替えの為に近所の商業施設へとお出かけをしました。
夏のシャツはすぐに汚れてしまうので安物でいいという考えがどこかにあり、使い捨て感覚で一番安いものを購入しています。
今回も安いものを選んで沢山購入したわけですが、採寸用のメジャーを見て、こんなのは昔無かったな、と感心したわけです。
首に巻くメジャーと裄丈を図るメジャーが一体化したもので、マジックテープが付いており、実際に喉元で交差させることで簡単に首周りが測れ、そのまま裄丈のメジャーを体側に沿って垂らせば、簡単に裄丈が測れてしまいます。
ただ、今の時期は他者との接触が嫌なので、結局使用はしませんでしたが、あれなら一人で簡単に測ることが出来、店員さんの負荷を下げられるなと思いました。
あれを考えた人は発明家として多額の特許料を得られたかもしれませんし、小さな企業内改善で片付けられ、ビール券5000円分で買い叩かれたかもしれません。詳しくは知りません。
しかし、このような、発明が買い叩かれる会社で、大きなイノベーションは果たして生まれるのだろうか?と不安になります。
言い出しっぺは仕事が増えるだけで評価もされないので、とても良い改善を思い付いても、自分の中で却下してしまうことでしょう。
そのようにして埋もれてきた改善が本当は沢山沢山、あるのかもしれません。
堀江氏も推進しようとしているベーシックインカムは、このような発明家、アイデアマンと言われる人にも利益をもたらすでしょう。ワザワザ会社組織に属さ無くとも、閃き一つで世の中に価値を送りだす事ができるのです。
その方がみんながハッピーになると思います(一部の企業オーナーを除く)。