もっとも強力な権力が「検察」って、誰かが言っていた。検察庁法改正案と「検察の私物化」。誰が私物化しようとしているのか。
www.asahi.comこのような記事を読みました。
それがどのような意味を持つのかも、誰が得をして、誰が損をしているのかも判りません。では、この改正に抗議している人はなぜ抗議しているのでしょうか。
我々は注意深く見守る必要がありそうです。
1.どのような力関係でこのようなことが行われるのでしょうか。
特定の検察幹部を延命させたい政府与党の思惑か、
それとも自らの権力を少しでも永らえたい特定の検察幹部、もしくは検察という組織自体の思惑か。
はたまた実は肥大しすぎた検察の権力を削ぎたい政府与党の思惑か。
2.プロセスは正常なのか。
この記事によると、
内閣の判断で検察幹部の「役職定年」を延長できるようにする検察庁法改正案の委員会審議は今月8日、与党が強行する形で始まった。黒川弘務・東京高検検事長(63)の定年延長問題を追及する野党側は、森雅子法相の出席が必須などと求めているが、与党は応じず、与党は週明けの委員会採決をめざすとみられる。
と記されており、プロセスの正常さも国民がしっかりと監視しなければなりません。
3.結果、誰が得をしたのか。
万一、政権に敵対する有力者への捜査や逮捕などがあれば、政権の権利濫用の可能性が現実味を帯びてくるので、しっかりと国民は意識を向けていく必要があります。
逆に検察人事など、検察庁内でのパワーゲームが行われるようであれば、それは政権ではなく検察が主導しているとも言えるでしょう。検察に集まった情報の中では、政府に不都合な情報もあり、その情報で政府に圧力をかけることも物理的には不可能ではないのです。
先日興味深い動画を見ました。
www.youtube.com8分ぐらいで堀江氏は「実は検察が日本で一番権力を持っています」と言っています。
自分が逮捕されてから検察の歴史を調べたというのですから、恐ろしい人です。
(その他この動画では堀江氏のスペシャルな交友関係も話されています。これはここでは関係ありませんので、興味のある人は是非動画をチェックしてください。)
もし検察権力が不当に政府を脅かしていることに対して政府が抑え込みにかかっているのであれば、必要な改正かもしれない。(将来的に、それによる政府の専横の可能性という副作用があることは忘れていはいけないが、、、)
我々の今享受できている権利というものは先人の闘争の中で少しづつ勝ち取られてきたもので、容易に手放してしまうとそれをもう一度勝ち取るためにはとんでもない努力かあるいはおびただしい量の血が必要になるかもしれません。
賛成、反対、異論はあるかと思いますが、正当なプロセスでの、正当な権利行使であるかをその必要性なども含めて我々市井の国民一人一人が理解した上で意見を持たなければいけない時に来ていると思います。
いろんなコンテンツがあり、難しいことを簡単に説明してくれている動画も増えました。学ぼうと思えば簡単に学ぶことが出来ます。
更に今はネットがあります。ブログがあります。動画SNSや写真SNSがあります。
市民が行動することは容易になりました。我々が望む理想の社会を作りやすくはなっているはずです。意見をもって、行動しましょう。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。