お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

何か、おかしくないか。ウクライナ人の命は、我々の命と同じくらい重い。ロシアの若い兵士も。

ロシアがウクライナに進行して半年以上が経つ。

 

ロシアの報復攻撃によって、ウクライナでは多くの人が生活にも困る有様だ。

もちろん、ミサイルの直撃を受けて、命を落とした人もいる。

 

日本も、アメリカも、国連も。

こんなことではいけない。

 

ロシアが侵略戦争を行った時点で、国連は国連軍を組織し、明確な国際法違反を軍事により抑圧すべきではないだろうか。

そもそも国家とは国内最強の軍事機関でなければいけない。そうでなければ治安を守ることはできないからだ。

 

しかし、国連はどうだろう。

国連は世界で一番の軍事機関だろうか。国連の加盟国が国際法を違反したからと言って、有効な対処ができるだけの設備があるだろうか。

 

実は過去には他国を侵略する国があった場合、その国の領土に攻撃して戦争をやめさせることを実際に行ってきた。最近でも地域の紛争に、国連決議を元に多国籍軍を編成して介入した例は多い。

朝鮮戦争レバノン内戦、湾岸戦争アフガニスタン戦争、イラク戦争

 

今回は「核戦争になるかもしれない」という理由で明らかな侵略行為に国際社会がまったく機能不全に陥っている。これは筋ちがいも甚だしい。

もちろん、核戦争を防ぐことは大事だが、国際社会が原則に即した議論を進めることがなければ、第二次大戦時と同じような最悪の結果を生むだけなのだ。

 

そして、その時失われるのは、その国民の命である。

 

わたしたちは国際社会として、全面核戦争という恐ろしい事態を目の前にして、原則を曲げ、ウクライナ人を見殺しにしている。

 

国際社会は「筋の議論」をもっとするべきだ。その場合、核戦争も辞さない。とするべきだろう。そのうえで慎重に対応し、核戦争を避けなければならない。そんな都合の良いことを言うなと思うかもしれないが、逆に、全面核戦争の可能性を前面に出して、「筋の議論」を避けるようなことでは侵略者の思う壺だろう。

 まずは、戦争犯罪を犯していることを明確にして、国連で非難決議を行うべき(これは実際に行われている)であり、さらに、安保理に発議して「モスクワを含むロシアの基地への反撃、ロシア領内への兵站、軍事拠点の攻撃などの明確なプランを立てるべきであろう。もちろん、ロシアや中国が拒否権を発動するだろうが、かつてアメリカはロシアの拒否権がある中でも攻撃を行った例がある。

 

我々国際社会は今、核の脅しの前に手をこまねきながら、ウクライナ人の犠牲を増やし続けている。この現実は早く終わらせなければならない。

 

我々国際社会は核戦争の結果を受け入れてでも、ウクライナ人の犠牲を今すぐに止める議論を行うべきではないだろうか。そのことが逆に核の恐怖から逃れる唯一の方法かもしれないのだ。

 

仮に我々がウクライナ人の立場ならどう思うだろうか。

 

中国が沖縄、九州に侵略してきて、ロシアが北方領土に侵攻してきたときに、自衛隊とゲリラが何万人と死ぬだろう。日本人が日々死んでいくなか、国際社会は、そして同盟軍のアメリカは同じく核戦争の恐怖から、戦争には参加しないという決断をする可能性があるだろう。今のウクライナでのロシアの傍若無人が通るのであれば、なんでも通る。

 

だから、ここで「筋の議論」をやらなければいけない。

ロシア領内の兵站の攻撃。基地の破壊。モスクワ空爆。場合によっては核による先制攻撃も「議論」されるべきだろう。

本来、いかなることも「核を使う口実」にはなりえない。「核による脅し」以外には。

 

それに、国連で正式にモスクワに核を降らせる議論が行われれば、モスクワ市民や軍もプーチンをそのままにはしておくまい。もしそのままにしていたとしたら、その責任は命で償うだけの話だ。

 

最後になるが、繰り返しこれは言っておく。

わたしたち国際社会は、核戦争を口実に、問題の解決を行わず、ウクライナ人を見殺しにしている。ウクライナ人は核を放棄して、そして今の惨状がある。