お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

フェミニストは発展的解散を!モヤっとする部分を言語化して、不毛な議論に終止符を。

先日、とあるところで聞いた講演にてフェミニストの方がいらっしゃいました。その方はとても理路整然と現在の男女間の権利の相違等について語り、今まで見てきた「フェミニスト」との違いと言うか、建設的な未来が見えたという点で違いを感じました。

その時に思ったのは、この方は今まで見てきた「フェミニスト」とは違うのに、フェミニストと紹介されていることの違和感です。



そもそもフェミニストとはを考えたときに、定義としてはフェミニズムを信奉する者、となるでしょう。

そしてフェミニズムとは、
(ここは面倒なのでウィキペディアから引用)

フェミニズム(英: feminism)とは、女性解放思想、およびこの思想に基づく社会運動の総称であり、政治制度、文化慣習、社会動向などのもとに生じる性別による格差を明るみにし、性差別に影響されず万人が平等な権力を行使できる社会の実現を目的とする思想または運動である。女権拡張主義、男女同権主義などと訳されることもある

とのこと。
この時点で粗方答えは出ているようなもんですが、中々言語化できていなかったので言語化しようと思います。

★★★

歴史的事実として男性が仕事に、女性が家庭に、という役割分担がなされた江戸時代から昭和中期の日本において(まあ、世界においても似たようなもんでしょう)、教育、権利、社会的地位において女性が不利であった事実がありました。

そこで男性中心の社会から「女性を解放」する運動として女性を意味するfemaleからフェミニズムが生まれたことは自然であると言えるでしょう。

しかし、この運動が成熟してきた時に、行き過ぎた女権の拡張や、反撃としての男性への攻撃、逆差別が見え隠れするようになったとのも事実です。

そして、極端な人たちがメディアで話すことで、「フェミニスト」という人のステレオタイプが出来上がっていったと思います。

そもそも、今は男女同権を標榜している人は多いですので、私個人その集団に呼称は要らないと思っています。これは所謂「フェミニスト」の先人達の努力と闘争によって勝ち取られたものであり、その事を否定してはいけないと思います。

しかし、男女の同権を目指しながら「フェミニスト」と言ってしまっている時点で、誤解を恐れずに言えば「女性権利拡大主義者」「男性攻撃者」「女尊男卑論者」のような印象を持ってしまう事は否めないと思います。これは所属する人と言うより、言葉の持つ力だと思います。

それに対して「そんな事を思うな!」と切り捨ててしまう旧来の「フェミニスト」は発展性が無いと思っています。男女同権の足を引っ張る存在ではないかとも言えるでしょう。

この違和感は「女性」を意味する「フェミ」という語感によるものであるから、男女の権利が拮抗し始めた今だからこそ、建設的なイメージを持てる新しい言葉を用いることを提唱したいと思っています。
(一部女性解放を左翼的な階級闘争と捉え男性に対する女性の優越を目的としている、あるいは男性に「今までゴメンナサイ」と言わせたくて仕方がない「フェミニスト」がいることも事実です。その方々は引き続きこの語を使われるのが良いかと思います。賢明な方はすでに見分けることが出来ていると思いますが念の為)


ではどのように呼ぶのが適切でしょうか。英語表現はGender equalityという語がありますが、ここは敢えて日本語を使うべきでしょう。私が提唱するのは「建設的両性同権論者」です。敢えて「男女」の語を用いていないのは、「常に文脈において男女を入れ替えても通用するかどうかを考える」という考えを基本とすべきだと思ったからです。特にCM等では男女を入れ替えるとかなり危ない表現が目に付きます。

例えば「ENEOSでんき」「ALFACE」「保険のビュッフェ」等は最近の象徴的な差別的CMで、どれも男女を入れ替えると大炎上間違いなしだと思っております。

そしてその場合、その表現はお互いに不快だからやめよう、になるのか、これくらいはお互いに許容しあおう(特に悪意のない場合など)というようにケースごとに判断していくことで、ちょうどいいラインやそもそもの両性の相互理解や尊敬が醸成されていくのではないでしょうか。

この論に共感できる方は是非、名前だけでも使い始めてください。両性にとってより良い未来のために。

(「両性」にツッコみたい人はまだ時期尚早と思ってください。私は、差別的な扱いはなくなる必要がありますし、するべきでは無いと思います。その辺は誤解がないようにと思いますが、憲法、各法律に表現が許されている限りは、両性という表現は未だ時代錯誤の表現とまでは言えず、使用を憚られる種類の語ではないと思います。これはこれからの議論を俟つべき分野だと思っています。)

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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