儒に還れ。
以前も少し書きましたが、世界の覇権を武力で獲得しようとする国があります。
最近では周辺の様々な国と非難の応酬をしており、その論の強引さと相俟って国際社会に腐臭を撒き散らしております。
思えばこの国は我らの先輩であり、我らがシャーマニズムで政治を行っているときに、既に統一王朝を創り上げ、高い統治機構と優れた文化をあわせ持つ東亜の盟主でありました。
その威厳からヨーロッパ帝国主義諸国が東亜に進出してきても、「眠れる獅子」と恐れ、簡単には手を出せずにいました。
しかし、後輩と侮っていた同じ東亜の新興帝国主義勢力に敗北し、「眠れる獅子」がただの「病める豚」であったことが世界中に知られてしまい、その後の悲劇は皆さんご存知のとおりかと思います。
そして、戦後他国の援助や知財を窃取も含めて成長し、ついにアメリカに次ぐ経済力を手に入れました。
しかし国内に金は回りきっておらず、貧富の差は未だ激しいままです。
しかし政府としてはCCP結党100年を目処に世界の覇権を獲るという目標を達成すべく、強引な海洋進出を繰り返しているわけです。
先輩から習ったことを大切にして、後輩の国を資本主義国家に育てた人物が『論語と算盤』と言う本を書きました。今度の紙幣の肖像にも成る人物です。
かたや先輩は如何でしょうか。
「子曰、導之以政、斉之以刑、民免而無恥、導之以徳、斉之以礼、有恥且格。」
屁理屈で他国とやり合うのではなく、徳で導く、というのが良いのではないでしょうか。
また、徳は孤ならず、必ず隣有りとも言います。
一度「儒に還る」のも良いのではないでしょうか。
しかし嘗て、古い文化を無価値なものとして破壊し尽くそうとした事もあり、なかなか難しいのかもしれません。
今はそれらの運動は間違いだったとされているようですが、とにかく今は儒に還り、まずは東亜の盟主として、その地位を確立してほしいと思います。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
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