春ですねえ。暖かさに誘われて。
春めいてきました。
暖かさに誘われて外に出たくなります。
近所のケーキ屋さんで見つけた美味しそうなピスタチオのケーキを買って、お茶をすることに。
ベランダが広いので、椅子とテーブルを出して、ウッドガスストーブでお茶を入れます。
ちょっとした野点の気分が味わえます。
安物のダージリンですが、外でいただくことにより、時々香る春の花の香りと相俟ってとても心地よい風味になります。
春霞の空は快晴でも真っ青ではなく、ぼんやりとした色合いで、それがまた春の日の穏やかな感じを演出します。
ピスタチオのケーキは見た目通りの美味で、目と舌を楽しませてくれます。
小鳥が歌うのを聞きながら柔らかな日差しに身を任せウトウトとするのは最高の贅沢かもしれません。
ちょうど『春空』の1番と2番の間の間奏のような、柔らかで、穏やかだけど、鼓動は少しの高鳴りを覚え、何かへの期待を抱かせるような心地の良い空気(伝われ!)。
ウッドガスストーブに燃料(災害時用に貯めている牛乳パックを使ったもの)を詰め、再度湯を沸かします。
今度はアールグレイを淹れ、パイプを燻らせます。
昼下がりの一時、自由に考え事をしながら心を整える時間でもあります。
日が傾くと寒さも出てきます。
早々に布団を取り込み片付けです。
本当の贅沢を楽しみました。
私はその瞬間、世界一幸せな人間かもしれない。
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。