医学の進歩は目覚ましいものがある。
奥歯を噛み砕いてしまったので、歯医者に通っているのですが、医学の進歩には目覚ましいものがあります。
特に、このような治療は、子供のときは激痛に耐えながらやるものと思っていましたが、今は少しずつ確認しながらやってくれるので、ほとんど痛みを感じることなく治療が終わっていくことに感動しました。
手法だけでなく、機材や人員配置等もかなり変わっているように感じました。
我が身にそのようなことが起こると、人間色々省みるようで、、、
普段、私は、特に精神疾患等でいろんな症状に新しい名前をつけて病気と認定することに対して懐疑的であることが多い人間でした。
研究内容と成果の繋がりがイマイチ遠すぎるのではないかという気持ちが拭えず、また、そんなん言い出したら程度の違いはあれ、多くの人がそれに当てはまってしまうのでは?と思ってしまっていたから、という言い訳をここではしておきましょう。(これについては特異度の低い症状について雑に認定する自称専門家が多い、というのも一つの原因かと思います。)
しかし、今回そのようなものの見方は正しくないな、と反省しました。
それも医学の進歩として、そのような疾患を持つ人たちにとって大きな喜びになっているという側面は必ず有り、幾分かの不明確な部分を含みつつも(昨年末の東洋経済の記事『心を病む人を「薬漬け」にする精神医療への懐疑』にあるような実態もまだある)進化を続けているのだろうと思います。
100対0で論じるのではなく、細かく細部を見ていく必要があると感じた土曜の午後でした。
- 作者:ロバート・ウィタカー
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本