お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

ギア?何それ美味しいの?そういう私はカメ五郎氏に憧れる。

最近、キャンプブームです。

以前も書きましたが、『ゆるキャン△』というアニメの影響もあり、かなり多くの年齢層で特にソロキャンプの魅力がじわじわ浸透してきています。

 

3年も前なら、一人でキャンプに行っているなどということを口走れば、「一人で楽しいの?」「何するの?」「寂しー」「友達いないの?」などという罵詈雑言を浴びせ掛けられたものです。

 

しかし『ゆるキャン△』のアニメの中では、女子高校生が 一人キャンプを楽しむ様子が描かれています。

 

大自然の中で美しい景色を眺めながら焚き火をして、自分の好きな時に好きなご飯を作ってゆったりとした時間を過ごす様子が描かれ、それに憧れや共感を抱く人がブームを支えているのでしょう。

 

また SNS の発達もソロキャンプのブームを後支えしていると思います。『ゆるキャン△』の劇中でも出てきますが、感動した景色などを写真に撮ってそれを友達と共有し、一言二言メッセージを交わすことで、その時の感動、面白さを簡単に共有できるようになったからです。

これはかつては無かった魅力でしょう。

 

そもそも『ゆるキャン△』以前は、ユーチューブの焚火動画などから魅力が拡散していき、ファンの裾野が広がっていったというのがあり、初心者の入門書にもなっていました。そういうこともあり、新規参入者が爆発的に増えたのだと思います。個人的には2014年ぐらいから、キャンプ場の混み方が尋常では無くなってきたと感じていますので、そのぐらいからではないでしょうか。

 

もともとアウトドアには一定のファン層がありました。しかし先ほども書いたように、ソロキャンプとなると、自己満足の世界で周囲の人はあまり理解を示せない、共感できない世界だったのだと思います。

 

とにかくこのようにして何回目かのアウトドアブームがやってきたのですが、ここで大きくふた通りの人に趣向が分かれていきます。

 

それはグランピングに代表されるようなお洒落かつお手軽キャンプ派と、ブッシュクラフトに代表されるようなサバイバル派です。

 

先ほども書いたようにおしゃれにキャンプをしている様子をSNSで共有するタイプの人の中には、一人ではなく沢山の人数でお手軽にアウトドアを楽しむという形でグランピングの方に流れていく方も多いと思います。

 

互いのオシャレな道具を見せあって、写真に撮り、インスタに上げる。

 

良いと思います。

 

しかし、私はキャンプの醍醐味は「工夫」だと思います。限られた材料をどのように使えば目的を達成できるか。その不足を補うことができた時に、えもいわれぬじんわりした感動を覚えるのです。

 

また、先人の知恵を学ぶ事も好きです。

オシャレなハリケーンランプも良いですが、使い古しの揚げ油と枯れ草と硬い木があれば松明が作れます。もちろん今のキャンプ場では耐熱シートの上で使うなど制約は出てきますが、味のある灯りを得ることが出来ます。

 

寒い夜には湯たんぽや温石という方法もあります。

 

学べば学ぶほど、試してみたい、実際にやってできるようになりたい事が増えてきます。

 

メタルマッチでの火起こしなどもその一つです。半永久的に使えるメタルマッチとナイフで、自然から採取できるもの、または災害時に手に入りそうなものだけを燃料に、飯盒一つで食事を用意する、という実践こそが満足に繋がるのです。

 

食事もできるだけ穀物を含む保存食の組み合わせで作るのが良いです。

 

私が参考にしているのは「カメ五郎」氏の動画です。狩猟免許を持ち、鹿を捕えて捌いて喰ってしまうすごい人です。野草や昆虫、蛇やカエルも食べます。

道具はテント、寝袋、飯盒、ナイフ、メタルマッチ、罠、塩、備蓄食料(以前採ったきのこの干物とか干し肉)、(撮影機材)という男前なストロングスタイルです。

 

山に何週間も籠もり、現地で時給自足する様子は豊富な知識と体力、冒険心、命に対する哲学、色々なものを兼ね備えている必要があるなと思います。

 

私は趣味としてソロキャンプをやるだけなので、そこまではまだやってませんが、いつかたどり着きたい境地です。

 

おしゃれキャンプ派の方にも、どうかこの魅力が伝わりますように。そしてこちらのファンの裾野も広がっていきますように。

 

最後まで読んでくださり、

ありがとうございました。

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★カメ五郎氏

カメ五郎とは (カメゴロウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科