お役に立ちたい!ズレてる私の感性はいかが?

今まで「ズレてる」と言われてきた感性を、「独特の切り口」としてお役に立ててもらえれば、というブログです。

あなたは賛成?反対?死刑について考える。私の意見。

みなさん、お元気ですか?

「おかしなおやじ」です!

 

昨日オウムの6人に対し死刑が執行されました。

 

私は学生時代法律をかじっていたので、

こういう話題になると、

結構反応してしまいます。

 

死刑については長く反対すべきという声が挙げられていますが、

日本では依然死刑制度は継続されています。

 

私はここで結論を急ごうとは思いません。

しかし、論点やいろんな意見を紹介して、

皆さんの考えの足しにしてもられば幸いです。

 

■死刑の発生

■死刑反対論

■今ココ

■まとめ

 

■歴史(ほんとにザクッとね。)

人間が共同体を持つに至ったとき、世界各国、どのような共同体でも、ルールを違反した者は、見せしめとして死刑が使われていました。

この場合、見せしめの意味が強かったので、多くの人の前で残虐な方法でもって殺されることが多く、凌遅刑や十字架刑など長く苦痛を味合わせる刑罰も用いられたと言われています。

 

しかし時代が進むにつれ、人には人であることで守られるべき権利がある(人権ってやつ)という考え方が広がり、その中で、残虐な刑罰は「人権を不当に侵害する」という理由で用いられなくなっていきます。

 

日本国憲法でも36条で「拷問・残虐刑の禁止」を謳っています。

第三十六条公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。

日本国憲法第36条 - Wikipedia

 

絶対に」禁じてます。

え?それじゃ、死刑は残虐刑ではないのか??

憲法違反じゃん!!って争われたこともあります。

 

死刑制度合憲判決事件

死刑制度合憲判決事件(しけいせいどごうけんはんけつじけん)とは、日本国憲法施行後の日本において、日本における死刑制度の存在は違憲であるか否か、最高裁判所大法廷で争われた刑事裁判である。

判決自体は死刑制度は合憲とされ上告棄却(死刑確定)になったが、この憲法解釈が現在も死刑制度存置の根拠とされている。

死刑制度合憲判決事件 - Wikipedia

 ここではざっくり解説すると、

「確かに火あぶりとかは残虐だからだめだよね。でも、同じ憲法の中で法律によって殺されたり自由を奪われたりする事もあることが予定されてるよね。だから死刑OK。でも、将来的に無くなればいいよね」

って結論です。

 

第三十一条何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

日本国憲法第31条 - Wikipedia

上の条文は「法律によれば~科せられない」となっていますが、逆に言うと、法律があれば科せられる・・・とも言えますからね。

 

■死刑反対論

 じゃあ、なんで死刑反対論なんてものが出てきたのでしょう。大体、犯罪を犯さなければ死刑になる人はいません。間違って犯した罪で死刑ということもありません。

 死刑に反対している人は、何を守ろうとしているのでしょう。

 

 ここでスタートにしたいのは、すでに多くの国で死刑が廃止されているという事実です。その理由から考えてみます。

 

 ・国は国民にルールを守らせるため刑罰を行うが、国は個人の命までは取れない。

 ・冤罪の時取り返しがつかない

 ・被害者が死刑を求めない場合もある。

 ・死刑が必ずしも他の刑より抑止力があると思えない。

 ・死刑執行する人も精神的にダメージを受ける。

 

などの理由が考えられます。

 

長くなってきたので、

続きは次回に回します!

 

みなさんも一緒に考えてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。